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反射・透過両モード測定による新しい超音波骨粗鬆症診断法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750494
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関東北大学

研究代表者

浅井 仁  東北大学, 工学部, 助手 (00222563)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード超音波骨粗鬆症診断 / 逆フィルタ / 音速 / 音響インピーダンス / SOS / 超音波診断 / 医用超音波 / 踵骨
研究概要

本研究は、超音波による骨粗鬆症診断法の高精度化を目的として行った。
1.逆フィルタ法によるパルス長の短縮 ます、測定システム全体の伝達関数の周波数特性をネットワークアナライザを用いて測定して、それを縦続行列で表現し、つぎにこの縦続行列の逆行列を求めることによってシステムの周波数特性を補正するための逆フィルタを得た。さらに水槽実験を行って、受信信号に本手法を適用することによってパルス長が短縮されることを確認し、この補正法の有効性を明らかにした。
2.超音波反射法による骨の厚さ測定 踵に超音波を照射して反射波を測定し、皮膚表面からと骨表面からのパルスが分離できることを確認した。次に、踵を挟んで両側に配置した1対の超音波探触子を用いて、踵の両側から反射法により探触子と骨表面との間隔を測定し、これらの測定値を探触子の間隔から差し引くことにより骨の厚さをほぼ決定できることを確認した。シリコンゴムとベ-クライトからなるモデルについて水槽実験を行って、より正確な測定のためには、骨周囲の軟組織の音速を測定して、水と軟組織の速度の違いを考慮した補正する必要があることを明らかにした。
3.超音波反射法による新しい診断法の検討 反射係数を測定して骨の音響インピーダンスを測定・評価する方法において、これまで考慮されていなかった皮膚表面での反射損と軟組織内での伝搬損を補正して正確な音響インピーダンスを測定する方法を開発した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 木村久友: "距離分解能の向上を目指した二端子対網回路の縦続逆行列による超音波トランスジューサの狭帯域特性の改善法" 超音波医学. 23・6. 411-422 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 浅井仁: "軟組織での反射と減衰を考慮した超音波反射法による骨の音響インピーダンスの計測" 超音波医学. 23・9. 643-650 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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