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コンクリート部材に適用された炭素繊維(CFRP)等の新素材の耐熱特性

研究課題

研究課題/領域番号 08750592
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関九州大学

研究代表者

黒田 一郎  九州大学, 工学部, 助手 (10253478)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードFRP / コンクリート部材 / 高温加熱 / 耐熱特性 / 弾性係数 / 引張強度 / 付着特性
研究概要

炭素繊維複合材料(CFRP)に代表される新素材は、近年、鉄筋に替えてコンクリート部材の補強材に適用する研究が進められている。そこで、本研究ではコンクリート部材の耐荷力に対してCFRPの耐熱特性が及ぼす影響に関する研究を実験及び解析の両面から行なった。
得られた成果を要約すると以下の通りである。
I.引張補強筋としてCFRPロッドを適用したコンクリートはりの加熱実験結果から、
1.加熱中のはりの変形に及ぼすCFRPロッドの影響はほとんど無視できる。
2.CFRPロッドのかぶりを過大にすることによってコンクリート表面の爆裂を誘発する。という結果を得た。
II.上記の加熱を受けたはりの載荷実験並びにその数値解析シミュレーションにり、
1.CFRPロッドの最高到達温度500℃の加熱による、コンクリート中のCFRPの冷却後の引張強度、剛性(弾性係数)の劣化はほとんど認められない。
2.しかし、上記1.の条件では、CFRPロッドとコンクリートとの付着性能の劣化によりはりの耐力は加熱前の60%程度まで低下する。この耐力低下からCFRPロッドの冷却後の付着能力を逆算すると、CFRPロッド全断面積の40%のみがコンクリートとの付着を残存していることになる。という結果を得た。
本年度得られた研究成果は、コンクリート工学年次論文報告集などで公表していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 黒田一郎: "高温加熱されたCFRP補強コンクリートはりの温度・力学特性" コンクリート工学年次論文報告集. 18. 1155-1160 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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