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時間効果を考慮した粘土地盤の圧密と強度増加に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750605
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関信州大学

研究代表者

梅崎 健夫  信州大学, 工学部, 助教授 (50193933)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード粘土 / 圧密 / 時間効果 / 間隙水圧 / 圧密度 / コーン貫入試験 / 貫入抵抗 / 強度増加
研究概要

粘土地盤の圧密の進行過程とそれに伴う強度増加特性を把握するために,粘土地盤の圧密過程を一次元モデルとして再現し,引き続き,貫入抵抗試験を実施することのできる試験装置を開発・作製した.開発した試験装置の性能検定を行うとともに,低塑性のカオリン粘土を用いた圧密時間の異なる一連の圧密・コーン貫入試験を実施した.得られた主な結論は以下のとおりである.
(1)圧密過程における粘土層内の間隙水圧の等時曲線(アイソクローン)は放物線分布をしており,その消散過程は地盤の初期含水比,圧密応力および排水条件に大きく影響される.
(2)圧密過程における粘土地盤のコーン貫入抵抗の等時曲線を含水比および有効応力の等時曲線とともに示した.一次圧密過程における粘土地盤の貫入抵抗は,粘土層内において一定ではなく,深度ごとに大きく異なる.
(3)沈下量に関する圧密度によって地盤内の強度増加を予測するとことは圧密過程における強度増加を過大評価することになる.
(4)圧密に伴う粘土地盤のコーン貫入抵抗の増加量は,総じて圧密過程の有効応力の増加量に比例するが,コーン貫入抵抗の増加量が有効応力の増加量より遅れているデータも認められる.
(5)圧密過程における粘土地盤内の含水比(w)とコーン貫入抵抗(q_c)の間にはw-log q_cの直線関係が成り立ち,この直線の傾きは圧縮指数(Cc)によって決定される.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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