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リモートセンシングによる沿岸都市の熱環境評価

研究課題

研究課題/領域番号 08750633
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水工水理学
研究機関九州大学

研究代表者

武若 聡  九州大学, 工学部, 助手 (80202167)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードリモートセンシング / 熱収支の推定 / 埋立地 / 顕熱 / アルベド / ヒートアイランド / 大気補正
研究概要

福岡市の百地・地行地区では1984-1987年の間に約140haに及ぶ埋立が行われた.この埋立により市街地は約1km程海から遠のいたことになり,市街地の気温は埋立前に比較して上昇することが予想される.本研究では異なる時期に撮影された10シーンのLandsat衛星データと気象データを用い,海域,埋立地,市街地のアルベド,被覆状況,表面温度などを埋立開始直後から今日までについて推定し,熱収支,気温の上昇量などを見積もった.この際,Landsat衛星データは管区気象台で観測された高層気象データをもとに大気補正をした.
埋立地は当初裸地であったが,その後開発が進み,コンクリート,アスファルトなどにより被覆された.これに対応してアルベド値は埋立の進行とともに増大した.同時に表面温度も上昇し,年の経過とともに隣接する市街地の表面温度と同等となった.アルベド値,表面温度等の値を用いて熱収支の各成分を求めた.大気を加熱する直接の要因である顕熱は埋立地造成直後から増加した.これの主たる原因は表面温度の上昇と粗度の増大である.顕熱の増加量から市街地における気温上昇量を見積もったところ,埋立開始時期には約0.3℃,埋立が完了した段階で約0.6℃であった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 草場智哉・武若聡・入江功: "衛星データを用いた沿岸域の熱収支の推定" 平成8年度土木学会西部支部研究発表会講演集. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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