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都市内および都市間の交流流動から見た地域間結合度の評価特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750659
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関専修大学北海道短期大学

研究代表者

足達 健夫  専修大学北海道短期大学, 土木科, 講師 (00269193)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード地域間結合度 / 交通流動 / パーソントリップ調査 / 交通ネットワーク評価
研究概要

従来までの、中心地の存在を前提とした圏域設定理論は、周辺地域にとって中心地がいかなる重要度を持つかを評価するには適したものであった。この考え方に基づき、交通流動データを用いることにより、通勤圏、商業圏など種々の交通上の地域構造を把握することができた。しかしそれはあくまで「ひとつの中心地対多数の周辺地域」の関係を評価するにすぎない。ある周辺地域にとって、ある中心地が重要な交通結節点であったとしても、逆にその中心地にとって、その周辺地域が重要なそれであるとは限らない。任意の地域間における「1対1」の交通上の関係を評価するために、本研究では地域間結合度を定式化し、第2回道央都市圏パーソントリップ調査データを用いることで、札幌市内における構成単位地域間の結合構造を明らかにした。地域間結合度は、あるひとつの交通流動について、発生地における流出率と、到着地における流入率をともに考慮することによって、発・着双方にとっての交通上の結合の強さを計測しようとするものである。札幌における分析では、隣接する単位地域のうちどれに対してもっとも強い結合度を示すかに顕著な特徴が見られた。とくに都市内河川、鉄道などによて隔てられるような結合の「溝」が認められ、大規模な都市施設はこの結合構造に大きな影響を与えていることを明らかにした。本研究における手法は、中心地の存在を考慮しないため、郊外における地域同士の交通体系の評価、たとえばバスネットワークの再編計画などに応用することが可能であると思われる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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