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石炭灰起源粉・粒体のコンクリートへの有効利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750695
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関九州大学

研究代表者

山口 謙太郎  九州大学, 工学部, 助手 (10274490)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード石炭灰 / フライアッシュ / フライアッシュ起源人工軽軽量骨材 / 大量有効利用 / スラッジ浸漬 / 解放性空隙 / 強度性状 / コンクリート
研究概要

本研究では石炭灰起源粉・粒体のコンクリートへの大量有効利用に関して種々の検討を行い以下に示す成果を得た。
1.単位セメント量を固定してフライアッシュの使用量を変化させる方法,即ちフライアッシュを外割りで大量に使用する方法を提案した。通常の内割り使用の場合には,置換率の増大とともに単位セメント量が減少し普通ポルトランドセメント単味のコンクリートと比較して強度や耐久性が低下するため フライアッシュの使用量に限界が生じる。これに対して外割りで調合する場合には,単位セメント量を一定としてフライアッシュの使用量を変化させるため,最低強度が確保される。更にフライアッシュの一部はポゾラン反応により結合材として作用するので,強度増進効果および,組織の緻密化による耐久性の向上が期待できる。また強度に関与しない部分においては比較的利用率の低い低粉末度フライアッシュで置き換えることができることを明らかにした。従って内割り調合の場合よりも フライアッシュを大量にかつ有効に利用することが可能となった。
2.粒体(粗骨材)としてフライアッシュ起源人工軽量骨材を,粉体(混和材)としてフライアッシュを外割り大量使用したコンクリートを打設した結果,材齢初期から長期にかけて極めて良好な強度発現を示し,高強度軽量コンクリートとして利用できることが明かとなった。また,解放性空隙を有する同骨材をCa(OH)_2飽和溶液中及び生コンスラッジ水中に浸漬し,骨材の強度を更に向上可能なこと,並びに,スラッジ水の浄化に有効であることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山口謙太郎: "Characteristics of Fly Ash Lightweight Aggregates ・ Treated by Ca(OH)_2 and Concrete Sludge Water" 日本建築学会研究報告 九州支部. 第36号1. 97-100 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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