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地震力を受ける鉄骨鉄筋コンクリート造骨組における袖壁付き骨組部分に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750697
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関鹿児島大学

研究代表者

塩屋 晋一  鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80170851)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード鉄骨鉄筋コンクリート / 鉄筋コンクリート / 袖壁 / 腰壁 / 二次壁 / 最大せん断力 / ヒンジ位置 / 骨組
研究概要

本研究では交付申請書に記した項目に関する実験資料が得られた。以下に研究の概要を記す。
1.破壊実験概要
アパート建築や病院建築で観られるような鉄骨鉄筋コンクリート造袖壁付き骨組部分をモデル化した試験体を5体製作し加力破壊実験を行った。試験体については柱断面と梁断面は一定とし壁長さと壁厚を変化させて、壁の破壊が先行しその後梁端が曲げ降伏するタイプ(2体)と、壁の破壊がほとんど生じず梁が曲げ降伏するかまたは梁がせん断破壊するタイプ(2体)、および比較用の壁がないタイプ(1体)の3タイプとした。
2.研究成果
(1)袖壁付き柱とそれに取り付く梁からなるSRC造骨組部分に地震時の応力が生じる場合の弾塑性性状と破壊性状が明らかになった。
(2)阪神大震災の建物被害でも観られたように壁SRC造の袖壁付き梁や腰壁・たれ壁付き柱ではが破壊しやすく、破壊性状や復元力特性および曲げ危険断面位置においてRC造骨組のものと異なることが確認できた。
(3)実験での試験体の破壊形式は,袖壁長さの途中で曲げ降伏して梁の最大せん断力が決定する場合と袖壁の破壊によって梁の最大せん断力が決定する場合に分かれ、梁でせん断破壊や付着破壊が生じないように設計されたSRC造袖壁付き梁の最大せん断力の最大せん断力については,研究代表者が既に提案しているRC造腰壁付き柱や袖壁付き梁の最大せん断力を評価する式を一部修正することにより,精度よく評価され,最大せん断力を決定する破壊形式もそれらにより判別できることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 塩屋晋一: "鉄骨鉄筋コンクリート造袖壁付き骨組の加力破壊(その1実験計画)" 日本建築学会研究報告九州支部第36. I. 485-488 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 塩屋晋一: "鉄骨鉄筋コンクリート造袖壁付き骨組の加力破壊実験(その2)" 日本建築学会研究報告九州支部第36. I. 489-492 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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