• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

電荷を持ったランダムペプチドの付加による不溶性タンパク質の可溶化

研究課題

研究課題/領域番号 08750927
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物・生体工学
研究機関大阪大学

研究代表者

島 康文  大阪大学, 工学部, 助手 (50187423)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードランダムペプチド / 伸長変異
研究概要

大腸菌で異種生物由来のタンパク質を発現させると、inclusion bodyを形成し不溶性になることがしばしば見られ大きな問題になる。このように不溶性になったタンパク質を可溶化するには、尿素のような変性剤を用いた変性、再生という方法がよく用いられている。しかしこの方法では、タンパク質により可溶化の条件が異なりそれを求めていかなければならない。いっぽう、遺伝子工学的にタンパク質を改変して可溶化する可能性としては、部位特異的に変異を導入するか、ランダムに変異を導入して可溶性になったものを選択する方法が考えられる。しかし、部位特異的変異導入法では、可溶性に関してどの部位にどのような変異を導入すればよいというような一般解が得られているわけではない。またランダムに変異を導入すれば本来の機能まで失われてしまう恐れがあり、いずれの方法も有効ではない。そこで本研究では、電荷に注目し様々な電荷を持ったランダムペプチドを不溶性になったタンパク質に付加し、伸長変異型タンパク質の可溶化するかを調べた。
Klyveromyces lactisのプロセッシング酵素であるKex 1のライブラリーを作り、その可溶性を調べた。前駆体領域と膜貫通領域を欠失したため不溶性になった変異体のC末端にLys.,Arg.,Asp.,Glu.,のような電荷を持ったアミノ酸を含むランダムペプチドを付加した。作成したライブラリーの菌体を超音波破砕し、変異体酵素の可溶性を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi