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エステル化反応の実用的ルイス酸触媒の開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 08750998
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

石原 一彰  名古屋大学, 工学部, 助手 (40221759)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードスカンジウムトリフラート / ルイス酸触媒 / エステル化反応 / スカンジウムトリ フリルイミド / 分子内エステル化反応 / 芳香族アルコール / ω-ヒドロキシカルボン酸 / パラニトロ安息香酸無水物
研究概要

1.1995年、我々はスカンジウムトリフラートがアルコールとカルボン酸無水物のエステル化反応の極めて有効なルイス酸触媒であり、DMAP等の既存の塩基性もしくは求核性を有する触媒と比較し、遥かに高い触媒能を示すことを報告した(J.Am.Chem.Soc.1995,117,4413)。今回、更にルイス酸性とかさ高さが期待できるスカンジウムビス(トリフルオロメタンスルホン)アミドを調製することに成功し、エステル化反応の触媒として試したところ、スカンジウムトリフラート以上の触媒活性を示すことを見つけた。
2.既に我々はスカンジウムトリフラートを触媒に用いたエステル化反応が、パラニトロ安息香酸無水物存在下、アルコールとカルボン酸から直接進行することを見い出している。この反応はカルボン酸とパラニトロ安息香酸の混合酸無水物が一旦できてから選択的にエステル化が進行しているものと考えている。今回、この方法を選択的分子内エステル化反応に応用することに成功した。反応溶液を希薄にして、極めて触媒活性の高いスカンジウムトリフラートを用いることで、分子内エステル化を選択的に行うことができた。また、スカンジウムトリフラートは多配位を取り得るため、ω-ヒドロキシカルボン酸の両末端と配位し分子内反応を有利にすることが予想される。
3.スカンジウムトリフラートを触媒に用いた芳香族カルボン酸に対するエステル化反応で、芳香属アルコールを用いた時、反応速度が極めて高いことを観測した。この実験結果から方向族アルコールと脂肪族アルコールの混合系でも、芳香族アルコールに対し選択的にエステル化を行うことに成功した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 石原一彰: "Scandium Triflucromethanesulfonate as-an Extrenely Active Leuis Acid Catalyst in Mukaiyama Esterification System" The Journal of Organic Chemistry. 61・14. 4560-4567 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 石原一彰: "A New Scandium Complex as an Extremely Active Acylation Catalyst" Sylem. 265-266 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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