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表面渦格子法による非定常キャビテーションの計算

研究課題

研究課題/領域番号 08751068
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

山崎 寿  横浜国立大学, 工学部, 助手 (00240763)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードパネル法 / キャビテーション
研究概要

本件の研究を以下の2段階に分け数値計算プログラムを作成し、実船計測結果と比較検討した。
1.表面渦格子法による数値シミュレーション計算(その1)
これまでに定常キャビテーションプロペラで応用されてきた表面渦格子法を、まず、直進三次元翼に発生する非定常キャビテーションへ応用し、良好な結果を得た。
2.表面渦格子法による数値シミュレーション計算(その2)
(その1)で開発された直進三次元翼に発生する非定常キャビテーションの計算プログラムを基に非定常キャビテーションの計算プログラムを構築した。本計算では、計画当初から予想されたとおり、前項の直進三次元翼と比して、当然、計算機容量が数倍に及び計算時間も膨大なものになった。この計算時間を長くさせる大きな理由として、計算機のデータ領域への頻繁なアクセスが挙げられ、今回のような膨大な計算機容量を必要とするような計算方法の場合には、計算機のCPUの速度を上げるよりも、できるだけ記憶領域へのアクセススピードを上げる方が好ましいと考えていたが、予想を遥かに越えた計算量となり、現在の計算機システムで10日以上かかるようなものとなってしまった。結果事態は運輸省船舶技術研究所が行った実船(運輸省青雲丸)搭載時の舶用プロペラに発生する非定常キャビテーションの計測結果と比較して以前行った準定常計算の結果よりもわずかに改良されていることが確認されたが、コストパフォーマンス(時間と結果の割合)では、準定常計算の方が現段階では分があるようである。しかし、CPUの高速化は日進月歩であるので、数年先には本計算プログラムは簡単に取り扱いが可能となる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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