• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

トランスポゾンによるイネ稔性回復遺伝子のタギングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08760003
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関弘前大学

研究代表者

千田 峰生  弘前大学, 遺伝子実験施設, 助手 (30261457)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードイネ / トランスポゾン / パーティクルガン
研究概要

イネではトウモロコシ内在性のAc/Dsトランスポゾンが導入され、転移が確認されているもののAc/Dsの転移頻度が低いこと等により、未だ遺伝子がタギングされていないのが現状である。本研究ではイネの細胞質雄性不稔の稔性回復を支配する稔性回復遺伝子のタギングを目的にトウモロコシ内在性のトランスポゾンで転移頻度の高いことが報告されているMuトランスポゾンのイネへの導入を試みた。
1.パーティクルガン法を用いたイネへの遺伝子導入
ハイグロマイシン耐性遺伝子(hpt)をコーティングした金粒子をパーティクルガンによりイネ完熟種子に打ち込み、得られた種子カルスをハイグロマイシンで選抜して耐性カルスを得た。耐性カルスを再分化培地に移植し、得られた再分化イネについて、PCRおよびサザンハイブリダイゼーションにより、hptの導入を確認した。
2.Muトランスポゾンを含むプラスミドの構築
Muトランスポゾンの中で、転移頻度の高い非自律性トランスポゾンであるMulをhptおよびβ-グルクロニダーゼ遺伝子のプロモーター領域に挿入したプラスミドをそれぞれ構築した(プラスミド1,2)。次に、Muトランスポゾンのトランスポゼ-ス遺伝子と考えられているMuRAを含むプラスミドの構築を行った(プラスミド3)。Mulはトランスポゼ-スなしでは転移出来ない。したがって、プラスミド3とプラスミド1または2をイネに導入し、MulがMuRAによって転移した場合、ハイグロマイシン耐性カルスまたはGUS染色で着色するカルスが得られると考えられる。現在、これらの構築プラスミドをイネに導入し、Mulの転移を調査中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuo Miyairi: "Cloning and sequence analysis of cDNA encoding endopolygalacturonase I from STEREUM PURPREUM" Biosci. Biotech. Biochem.vol.61 No.4. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi