• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

酵母転写系を利用したSLG及びSRK結合因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 08760005
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関東北大学

研究代表者

渡辺 正夫  東北大学, 農学部, 助手 (90240522)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアブラナ科植物 / 自家不和合性 / SLG / SRK / タンパク質相互作用 / 花粉側因子 / 酵母 / 認識機構
研究概要

アブラナ科植物の自家不和合性認識機構を解明を目的として、雌しべ側の認識物質であるSLG (S-locus glycoprotein), SRK (S-receptor kinase)と相互作用する花粉、柱頭側の遺伝子を、酵母を使ったTwo-hybrid systemで、単離することを計画した。
まず、レセプター型のprotein kinaseをコードしているSRKのkinase domainをプラスミドベクターpVP16, pBTM116に読み枠があうようにクローニングした。また、分泌型のSLGのシグナルペプチドを除いた部分を、同様にクローニングした。それぞれの遺伝子の2種類のプラスミドを、酵母(L40)に形質転換し、-Leu/Trpの培地にまいた。両方のプラスミドを有している酵母について、その相互作用を調べるために、-Leu/Trp/-Hisの培地に継代し、バックグラウンドとして発現しているHisの発現を阻害する2-ATを加えた。SLG9をそれぞれのベクターにクローニングしたものを形質転換した酵母では、-Leu/Trp/-Hisの培地の生育は観察されなかった。一方、SRK-kinase domainをクローニングしたプラスミド相互では、わずかながら、酵母の生育が見られ、相互作用があるものと判断できた。SLGを組み込んだ酵母においてタンパク質の発現を電気泳動によって調べたところ、発現は確認されなかった。このことから、SLG相互作用が検出できなかった一因であると考えられた。
pBTM116-SLGをbait(えさ)として、花粉で発現している相互作用する遺伝子の探索を目的として、1核期葯cDNAライブラリーを作製した。同様に、pBTM116-SRK-KDをbaitとして、柱頭中での相互作用する遺伝子探索のために、cDNAライブラリーを作製した。現在、作製した柱頭cDNAライブラリーをpVP16にライゲーションし、相互作用のある遺伝子を探索中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi