• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

温度によるチューリップの生育開花の制御とそのモデル化

研究課題

研究課題/領域番号 08760031
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

稲本 勝彦  大阪府立大学, 農学部, 助手 (50223235)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードチューリップ / 低温処理 / 栽培温度 / 相対生長率 / 乾物分配 / シミュレーション
研究概要

実験材料としてチューリップ‘Gander'を用いた.6月に入手したりん茎を20℃で8週間貯蔵した後,2℃12, 18, 30週間の低温を与えた.低温処理後のりん茎を12, 16, 20℃に設定した人工照明栽培室内で水耕栽培を行った.
同じ温度で栽培した場合, 2℃低温処理期間が長いほど到花日数(植付けから開花までの日数)が双曲線状に短くなった一方で,開花時までに母球からシュートに分配された乾物重は小さくなった.シュートの植付けから開花までの相対生長率は2次曲線で近似された.
低温処理期間が同じものでは,栽培温度が短いほど到花日数が大きくなり,その間の関係は双曲線で近似することができた.また,植付けから開花までの相対生長率は低下し,その間の関係は直線で近似することができた.一方,開花時までに母球からシュートに分配された乾物重は大きくなった.
以上のように,到花日数,相対生長率は,りん茎の低温処理期間あるいは栽培温度の関数として表すことができた.植付け時におけるシュートの乾物重,到花日数,相対生長率の3要因を独立した変数とみなして開花時における乾物重の再構成を試み,りん茎の貯蔵法や栽培環境による切り花品質のシミュレートの可能性を示した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi