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in situハイブリダイゼーション法を利用したカンキツ不定胚形成過程の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08760033
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関東京農業大学

研究代表者

馬場 正  東京農業大学, 農学部, 助手 (80277243)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード組織形態学 / 包理法 / 蛍光色素 / テクノビット
研究概要

本研究では、in situハイブリダイゼーション法の植物材料への適用を念頭におき、そのプロトコールの確立を中心に行った。計画の最終目標であったin situのPCRのプロトコールの確立には成功しなかったが、手順中の重要なステップである新しい包理法による切片作製および蛍光色素による染色に成功し、また、PCRの最適条件の検討も行った。得られた結果の概要は以下の通りである。
1.組織形態学的手法として、テクノビット樹脂を用いた包理法を確立した。従来用いられてきたパラフィン包理法によって作製したプレパラートと比較して、組織・細胞の保存性に著しく優れていた。また、毒性のある薬品の使用が少なかったうえ、迅速な切片作製が可能であった点、現在最も一般的な樹脂であるスパー樹脂による包理法よりも利用価値が高いものと思われた。
2.テクノビットによって作製した切片の染色性を確認するため、DAPIおよびCalcofluor Whiteで染色を行った。その結果両蛍光色素とも十分に利用できることを確認した。
3.分子生物学的手法としてDNA増幅装置(PCR)の最適反応条件の検討を行った。PCRの利用経験はわずかであったので、既存のデータのあるカランボラの葉を材料に手法の確認を行った。DNAの抽出法としていくつかの方法を試みたが、その中で、PEGを用いて多糖類を除去した後、SDSとCTABを併用する方法がもっとも効率的に全DNAを抽出できた。RAPD法によってカランボラ12系統の識別が可能かどうかを検討した結果、確実な系統間識別が可能であることがわかり、PCRの反応溶液組成および設定条件の妥当性が確認された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 馬場 正: "ウンシュウミカンのベシクル細胞への糖集積に関する研究(第1報)ベシクル細胞の微細構造と輸送経路としてのベシクル柄" 園芸学会雑誌. 65・別冊2. 196-197 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Como Genc: "Effects of hydrostatic pressure on the survival and ultrastructure of Colletotrichum gloeosposides" 東京農業大学農学集報. 41・3. 195-201 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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