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イネのグルタミン酸合成酵素群の窒素代謝における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08760053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関東北大学

研究代表者

早川 俊彦  東北大学, 農学部, 助手 (60261492)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアンモニア / イネ / 窒素転流 / NADH依存性グルタミン酸合成酵素
研究概要

1.イネNADH依存性グルタミン酸合成酵素(NADH-GOGAT)遺伝子の単離
イネNADH-GOGAT遺伝子のプロモーター領域を含む全構造遺伝子を相補し得るイネゲノムクローン群を単離し、これらの塩基配列を決定した。その結果6.5KbpのイネNADH-GOGAT遺伝子の推定翻訳領域はアルファルファNADH-GOGAT遺伝子の翻訳領域と推定アミノ酸配列レベルで高い相同性を示した。10.5Kbpの推定転写領域は、21個のイントロンで分断された22個のエキソンから構成されていた。推定プロモーター領域には,GCN4モチーフやGT3ボックスが存在した。
2.アンモニア処理したイネ幼植物根のNADH-GOGAT転写産物含量の解析
アンモニア処理したイネ幼植物根では、NADH-GOGATmRNA含量は極めて短時間で急激に増加し、処理後6時間目には最大となった。このNADH-GOGATmRNAの増加蓄積は、タンパク質合成阻害剤のシクロヘキシミドの添加処理では阻害されなかったが、グルタミン合成酵素の阻害剤であるメチオニンサルフォキシミンの添加処理により完全に阻害された。
3.アンチセンスNADH-GOGATcDNAを導入した形質転換イネの作出
現在、約0.8Kbpのイネ根NADH-GOGATcDNA断片を、35SプロモーターとNOSタ-ミネーターの間にアンチセンス方向に繋いだバイナリーベクターを構築している。
4.イネNADH-GOGAT完全鎖長cDNAクローンの単離
現在、NADH-GOGATmRNA含量の高いイネ未抽出葉身とアンモニア処理したイネ幼植物根から、調製したpoly (A)^+RNAを用いて、cDNAライブラリーを構築している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sachiko Watanabe: "Expression of NADH-Dependent Glutamate Synthase in Response to the Supply of Nitrogen in Rice Cells in Suspension Culture" Plant & Cell Physiology. 37・7. 1034-1037 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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