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ナイアシン合成の鍵酵素のモノクローナル抗体の作製とcDNAクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 08760124
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関千葉大学

研究代表者

江頭 祐嘉合  千葉大学, 園芸学部, 助手 (80213528)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードトリプトファン / ナイアシン / アミノカルボキシムコン酸セミアルデヒド脱炭酸酵素 / NAD / モノクローナル抗体
研究概要

ナイアシンはトリプトファンから生合成される唯一のビタミンであるが,ヒトではナイアシン欠乏になると,ペラグラなどさまざまな疾病をひきおこすため,トリプトファンからナイアシンへの転換率は栄養学上重要である。この転換率を支配しているのが,トリプトファン・ナイアシン代謝経路の鍵酵素であるアミノカルボキシムコン酸セミアルデヒド脱炭酸酵素(ACMSD)である。ACMSDは,栄養素やホルモンによって変動する(つまりトリプトファンからナイアシンへの転換率も変化する)が,これらの現象のメカニズムは依然不明のままである。そのメカニズムを分子レベルで解明するための第一段階としては,本酵素に対する抗体やcDNAが必要であるので,本年度の計画では,トリプトファンからナイアシン生合成経路の鍵酵素であるACMSDに対するモノクローナル抗体の作製およびcDNAのクローニングを試みた。モノクローナル抗体は,ACMSDで免疫したマウスの脾細胞とマウスミエローマ細胞を融合させて,ハイブリドーマを作製し限界希釈法によりクローニングし,5種類のモノクローナル抗体を得た。次に購入および供与さたcDNAライブラリーからは目的のクローンが得られなかったので,ACMSD活性が高くなるようにホルモン処理を行ったラットの肝臓のcDNAライブラリーの作製をおこなった。ホルモン誘導したラットの肝臓からAGPC法とCsCl法を併用しRNAを抽出し,Oligo(dT)セルロースカラムでpolyA^+RNAの精製をおこなった。これをもとにcDNAの合成を行い,ライブラリーを調製した。現在,作製したモノクローナル抗体でクローニングしている最中である。今後このモノクローナル抗体およびcDNAを用い,トリプトファンからナイアシンへの転換率の栄養素,ホルモンによる変動のメカニズムを分子レベルで調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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