研究課題/領域番号 |
08760170
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 秋田県立農業短期大学 |
研究代表者 |
佐々木 貴信 秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 助手 (00279514)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | スギLVL / プレストレス床版橋 / PS鋼棒 / クリープ / 粘弾性モデル |
研究概要 |
目的 スギLVLを用いたプレストレス床版橋について、死荷重及び雪荷重による長期的な変位挙動を確認することを目的として、実橋の1/2スケールの床版橋についてアスファルト舗装と雪を想定した荷重を載荷しクリープ試験を行った。プレストレス床版橋の構造は幅員方向に並べたラミナ(製材、集成材、LVL)を、床版厚の中心で貫通した複数のプレストレス鋼棒(PS鋼棒)によって緊張することで、ラミナ全体を一体化させトラック等の重荷重に耐えるものである。 実験 実験はPS鋼棒の緊張力の低下が落ち着いてから行った。クリープの対象とした荷重は舗装厚7cmのアスファルト(161kgf/m^2)と設計雪荷重(100kgf/m^2)で、実橋と作用応力が等しくなるように2.87tfのおもりを床版全体に分布するように載荷した。測定は、支間中央の鉛直変位、PS鋼棒の緊張力、温湿度のそれぞれの経時変化を定期的に測定した。 結果及び考察 鉛直変位の変動は短期間内では、温湿度の変動と定性的に類似の傾向を示すmechano-sorptive変形挙動を示した。また、長期的にみた場合、室温の変化に伴い、冬期間では変位は徐々に減少し、逆に夏期間には変位増加が認められた。これらの温湿度との関係をさらに明らかにするために、今後は恒温恒湿状態での、モデル実験が必要であると思われる。また、PS鋼棒のプレストレス力の経時変化に伴う、床版面内のクリープ現象については、部分モデルを作製しその変動挙動を確認したところ、四要素の粘弾性モデルを用いることで定量的に説明できることが明らかになった。
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