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農業機械リ-スの成立および展開条件に関する実証的基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 08760206
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

淡路 和則  帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (90201904)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードレンタル / リ-ス / 損益分岐点 / 集団的機械利用 / 超経営的機械利用
研究概要

農業機械レンタル会社のヒアリングを踏まえて、 レンタルの経済性を、購入した場合のコストと比較分析した。その結果、ビ-トでは5.5ha、馬鈴薯8ha、豆類は5haが分岐点になり、それ以上の作業面積であれば購入の方が経済的であることが明らかとなった。十勝の1町村の作付データから、作物別の規模階層分布を分析したところ、ビ-ト、豆類については平均規模が上記の分岐点にほぼ一致し、馬鈴薯については平均作付面積の方が分岐点より1ha程小さくなっており、半分以上の農家でレンタルの方が有利という結果が得られた。しかし、実際にレンタルを利用している農家は、多くはない。
レンタルを利用するケースは、以下のように分類された。それらは、1)所有していない収穫機械等を借りる、2)リバーシブルブラウに典型的にみられるように作業能率を上げるために自己所有以上の高能率機械を借りる、3)糞尿、堆肥に関わる作業等、機械を痛めやすい作業において自己所有機械の保護のために借りる、である。適期処理が肝心となる作業の機械については、自己所有する意識が強いため、上記のようにレンタルはまだ少なく、2)及び3)のレンタルが多いのが現状であった。
機械の貸し手としては、修理費用、メインテナンス費用がかなりかかるというデメリットがあるが、レンタルは機械のデモンストレーションの役割を果たすため、機械の購入価格を低くできるメリットがある。
契約については、借り手は運送費用、移動時間節約のため、又貸し、共同借用を望んでいるが、責任所在の明確化のため貸し手はそれを望まず、現状ではヤミで行われている。そのため農協等第3者機関の仲介が望まれる。集団的なレンタルにより、稼働効果が上がり、コストも低減し、レンタルがさらに普及する可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 淡路和則: "農業機械レンタルの展開に関する一考察" 北海道農業経済研究. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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