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家禽の下垂体-性腺系ホルモンに対する時間分解蛍光イムノアッセイ法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08760257
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

岩澤 淳  岐阜大学, 農学部, 助手 (90242742)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード時間分解蛍光イムノアッセイ / 下垂体ホルモン / 性ステロイドホルモン
研究概要

本研究は、ラジオイムノアッセイ法を上回る測定感度をもつ非RIイムノアッセイとして知られる時間分解蛍光イムノアッセイ法を、家禽の下垂体-性腺系ホルモンの測定のために改良し最適化することを目的として行った。ニワトリ、特に産卵鶏の血液には卵黄成分や脂質が多く含まれ、これらの成分がホルモンの測定系に及ぼす悪影響に関しては系統的には検討されていない。そこで、主実験に先立ってこの影響に関して検討した結果、血液試料から脂質成分を除く処理を行うと、何もしない場合と比較して測定系の安定性が向上し、測定値も大きく異なることが明らかになり、正確な血中濃度の測定のためには試料を大幅に希釈しても測定可能な超高感度の測定系の開発、または試料中の脂質等の影響を除く簡便な方法の確立が必要であることが示唆された。そこで次に、時間分解蛍光イムノアッセイ法による超高感度測定系の開発を行った。ホルモンの高感度測定には高純度標品が不可欠であるため、高純度精製のための方法論の検討と精製過程を追跡するためのホルモン活性測定法の検討を行った。この中で、ニワトリの甲状腺刺激ホルモンが性腺刺激ホルモンときわめてよく似た化学的性質を持つため、従来の精製法ではこの2種のホルモンを純粋に分離できないことが明らかになった。そこで、甲状腺刺激ホルモンの生物活性を特異的に検出するバイオアッセイ法を開発し、さらに遺伝子クローニングを行って、その塩基配列を鳥類で初めて明らかにした。これによって性腺刺激ホルモンの高純度精製がようやく可能になったため、引き続きこの検討を行っている。また、動物種による特異性のない性腺系のステロイドホルモンに関しては、テストステロン、エストラジオール、プロジェステロンの時間分解蛍光イムノアッセイ法による特異的定量法を確立した。これらの成果は別記の研究論文1編にまとめたほか、3編を投稿中、1編を準備中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamada,H.: "Time-resolved fluoroimmunoassay (TR-FIA) : measurement principle and application for salmon research." Bull.Natl.Res.Inst.Aquacult.,Suppl.2. 33-36 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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