研究課題/領域番号 |
08760269
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木村 和弘 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (30192561)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | マンノース結合タンパク質 / マンナン / マンノース / フエ-ス / ネコ |
研究概要 |
マンノース結合タンパク質(MBP)は血清中に存在するレクチンであり、肝臓で産生され血中に放出される。ヒトでは炎症の急性期に血清の存在量が上昇することが知られ、MBPはカリニ肺炎菌やHIV-1およびHIV-2(エイズウイルス)のgp120に吸着し、補体系を活性化する。また、細菌と結合したMBPは単球の補体Clq受容体に結合して細菌の取り込みを促進する(オプソニン作用)。現在までに、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、ウシでその性状が報告されたが、猫科動物では存在するか否かも明らかではない。本研究ではネコMBPのについて解析した。猫血清をMannose-Sepharose, Fucose-SepharoseおよびMannan-Sepharoseにアプライしたところ、いずれのカラムにもCa^<2+>依存性に結合し、mannoseで溶出される蛋白質が存在した。SDS-PAGEで解析したところ、ラットMBPと同じ位置に泳動される蛋白の他に、複数のバンドが見い出された。次に既に報告されたヒトのcDNAの塩基配列を元にプライマーを設計し、ネコ肝臓から抽出したtotalRNAをRT-PCR法にて増幅を試みたが、数本のバンドが検出され、そのいずれのcDNAシークエンスも報告されている他種のMBPとホモロジーを示さなかった。現在、異なるプライマーセットを作製し、検出されたバンドのcDNAシークエンスの解読を続けている。
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