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ラット精上皮におけるプロラクチンの動態

研究課題

研究課題/領域番号 08760270
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

本道 栄一  帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (30271745)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードラット / 精巣 / プロラクチン / プロラクチン受容体 / アオダイショウ / 精細胞 / 精祖細胞
研究概要

ラット精巣におけるプロラクチン受容体は、血液精巣関門で仕切られた傍腔区画に存在する精細胞で発現していることを以前に報告した。精上皮にプロラクチン産生細胞が存在しないことを考えると、血中のプロラクチンは、セルトリ細胞によって輸送されることが示唆される。本補助金による研究では、ラットに金粒子で標識したプロラクチンを投与し、透過型電子顕微鏡によるプロラクチンの動態を形態学的に検討した。その結果、金粒子は傍腔区画に存在する精細胞に到達していると思われる結果は得られなかった。これはプロラクチン受容体の少ない発現量が原因であると考えており、現在プロラクチン受容体のup regulationを人為的に起こして、プロラクチンの動態を検討しているところである。
さらに、本研究では、爬虫類(アオダイショウ)の精巣の詳細なる観察を行った。それによると、アオダイショウの精巣は系統進化学的に、両生類と哺乳類の中間に位置付けられることを発見した。さらに、アオダイショウの精祖細胞は、セルトリ細胞によって包まれており、基底膜とは接触していないという事実を発見し発表した(Hondo et al. J Vet Med Sci 58(1),1997)。爬虫類にもプロラクチンが存在することは明らかで、精巣にも作用するのだとすれば、上記のセルトリ細胞によるプロラクチンの輸送機能の存在を支持するものである。現在、アオダイショウの精巣を用いて、in situ hybridization法およびin situ binding asseyを行い、アオダイショウの精細胞においてもプロラクチン受容体が発現しているかどうかを検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hondo et al.: "Histological study of the seminiferous epithelium in the Japanese rat snake,Elaphe climacophora : I dentification of spermatogonium" J. Vet. Med. Sci.58(1). 23-29 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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