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遺伝子操作による鶏伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスの感染性粒子の人工構築

研究課題

研究課題/領域番号 08760275
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関岐阜大学

研究代表者

山口 剛士  岐阜大学, 農学部, 助手 (70210367)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード伝染性ファブリキウス嚢病 / IBDV / ウイルス粒子 / 組換えDNA / 人工構築
研究概要

伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBDV)感染性粒子の人工構築を目的として、IBDVのRNA依存RNAポリメラーゼ(VP1)およびカプシド蛋白(VP2およびVP3)とプロテアーゼ様機能を持つVP4を前駆蛋白質(NH-_2-VP2-VP4-VP3-COOH)として発現する組換え鶏痘ウイルスを構築した。また、cDNAとしてクローニングしたウイルスゲノムからRNAを合成し、合成RNAの細胞内導入による感染性ウイルス粒子の構築について検討した。
1.組換え鶏痘ウイルスによるウイルス抗原の発現
組換え鶏痘ウイルスから発現された前駆蛋白質は、感染細胞でVP2およびVP3に成熟した。VP1発現組換え鶏痘ウイルスおよび前駆蛋白質発現組換え鶏痘ウイルスを同一細胞に感染させたところ、培養上清中にVP2およびVP3が検出され、それらが30,000rpmの遠心で沈渣として回収された。また、電子顕微鏡による観察で感染細胞質中には、非感染細胞に認められない粒子様構造物の構築が認められた。
2.ウイルスゲノムの細胞内導入による感染性ウイルス粒子の構築
cDNAとしてクローニングしたIBDVゲノムからプラス鎖およびマイナス鎖RNAをin vitroで合成し、細胞内へ導入した。しかし、ウイルス抗原の発現および粒子の構築は確認できなかった。今回用いたcDNAは、ウイルスゲノムの完全な配列を含んでいなかった。今後、IBDVゲノム両分節の完全長をcDNAとしてクローニングし細胞内へ導入する必要があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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