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末梢神経の変性・再生においてシュワン細胞に発現される栄養因子・接着分子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関京都大学

研究代表者

早柏 琢哉  京都大学, 医学研究科, 助手 (00273459)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード末梢神経 / 神経発生 / インテグリン
研究概要

末梢神経の発生に際して、神経細胞の成長円錐は細胞外基質に接して伸長し、シュワン細胞は神経軸索に沿って移動し自らが接する神経軸索に応じた分化を遂げる。一方、末梢神経の再生においては、神経の変性によって軸索との接触を失ったシュワン細胞は自らが神経軸索を取り巻いていたミエリン鞘を切り離して脱分化し、分裂増殖しながら縦列に配列する。このシュワン索の中を再生軸索が伸長し標的に達する。シュワン細胞も再生軸索とともに移動して個々の軸索を取り囲み、その軸索に応じて髄鞘形成するなど分化を遂げることにより再生が完了する。このように末梢神経の発生および再生における神経軸索の伸長、シュワン細胞の脱分化と増殖、移動、再分化には細胞相互および細胞外基質との接着が重要な役割をはたしていると考えられる。
インテグリンは細胞外基質の主要構成成分であるラミニンやフィブロネクン、コラーゲンなどに対する細胞表面レセプターで、α,βヘテロニ量体からなる糖蛋白質である。この蛋白は細胞の接着のみならず、移動・増殖分化の制御にもかかわると見られている。
そこで本研究ではマウスの座骨神経(SN)と後根神経節(DRG)の発生過程でのインテクリンalpha 1,2,3,5,6,7,Vの各分子の遺伝子発現をRT-PCR法により解析した。これらの分子の発現パターンは(1)発生を通じてSN、DRGで発現するもの(2)DRGでのみ発現が認められるもの(3)成熟組織で発現が認められるもの(4)発生に伴いオルタナティヴ・スプライシングが認められるものに分けられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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