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甲状腺C細胞に特異的なカルシウム調節を受ける糖蛋白遺伝子の単離と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770020
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関北里大学

研究代表者

三浦 正明  北里大学, 医学部, 助手 (60276053)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード甲状腺C細胞 / カルシトニン / 遺伝子
研究概要

甲状腺C細胞は血清中のCa^<2+>値を低下させるカルシトニンなどのペプチドホルモンを分泌する細胞である.当研究室の亀田はイヌの甲状腺よりC細胞特異的モノクローナル抗体を単離した(Kamecat:J.Histochem.Cytokem.40:541-553,1992).この抗体はサルやウサギの甲状腺,あるいはヒト髄様癌でも免疫反応があった.また,C細胞において高Ca^<2+>血状態にしたイヌではカルシトニンと同様に免疫反応が著しく低下した.
今回,我々はこの遺伝子を単離することを計画した.この抗体の免疫反応は生後比較的若い時期に強いことが分かったので,cDNAライブラリーを作成するために生後3カ月のイヌを使用した.これより甲状腺を摘出しtotal RNAを抽出した.total RNAよりpoly(A)^+RNAを選択しcDNAを合成した.それをλgt22に組み込み,ファージにin vitroパッケージングした.約1×10^6個のファージプラークに対してイムノスクリーニングを行ったところ,1次スクリーニングで27個の陽性クローンを得た.その中の7個が2次スクリーニングで陽性反応を示した.現在,3次スクリーニングにより得られた単一プラークよりファージDNAを調製し,塩基配列を決定している.今後の展開として,この遺伝子の塩基配列が既知の遺伝子と相同性があるか,甲状腺以外に発現している器官が存在するかを調べるつもりである.またカルシトニンと類似した免疫反応を示すので,in situハイブリダイゼーションによる甲状腺の組織内における発現状態は興味のあるところである.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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