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自由行動ラットの尿量・ナトリウム排泄量の連続測定-腎交感神経活動周期性との対応-

研究課題

研究課題/領域番号 08770047
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

國武 孝人  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20234461)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード意識下ラット / 膀胱カテーテル / 連続採尿 / 尿量 / 尿流速 / ナトリウム濃度 / ナトリウム排泄連続測定 / ナトリウムイオノフォア
研究概要

1.連続的採尿方法 意識下・自由行動ラットで連続的に尿を採取し単位時間当たりの尿量とナトリウム排泄量を連続的に記録する方法を確立するのが目的である。内腔を二重にしたカテーテルの先端にシリコンボンドでボールを作成し膀胱内に留置してから皮下トンネルを介して頭部に導き動静脈のカテーテルや心電図電極コードと共に歯科用レジンで予め準備した頭蓋骨上のビスに固定する。この状態で最近独自に作成したコンピュータ制御回転代謝ケージに移す。術語24時間は膀胱出血などにより血尿となるので止血剤を投与する。このカテーテルの他端をラットより低い位置に保持するとサイフォンの原理により連続的に採尿が可能であることを確認した。この方法の問題点としては、膀胱内に結晶などが残ることや尿中有形成分などが付着することでカテーテル流路を狭小化するために尿道から排泄されることである。これを防ぐためには膀胱とカテーテルをフラッシュすることが重要でありこれを行なうことで連続一週間に渡り採取することが可能となった。
2.尿量及び尿流速の測定 尿量を正確に計測することが重要であるが、その方法としてはカテーテルからの滴下をカウントするのが簡便であり最も有用と思われた。このカウントには赤外線センサーを用い滴下する際にそのビームを遮るようにしてその信号をコンピュータに導いて行なった。しかしながら水滴の大きさにバラツキが生じるためにそれほど正確な測定にはなり得ないことも事実である。そこで単位時間当たりの尿重量も測定しながら常に補正を行なうようにした。ナトリウム排泄量を計算する上でもナトリウム濃度の正確さと共にこの尿量の測定が正確に行なえることが重要である。
ナトリウム濃度の連続測定 膀胱からのカテーテルの途中に貫通型センサーを挿入することで連続的測定を行なう。これには本研究補助金により購入したWPI FD-223を用い、イオン交換樹脂を隔壁として標準液と尿との間の電位差を測定することにより実現した。ラットの一日尿量は約20-30mlである、これをデッドスペースの大きなチューブで外部に導くと膀胱内の尿がセンサー直下に到達するまでに遅れを生じてしまう。そこで連続的に記録した尿流速と尿量からこの時間的なずれをコンピュータを用いて補正するようにした。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kunitake,T., et al.: "The discharge pattern in renal sympathetic nerve activity in conscious rats." Society for Neuroscience Abstracts. 21. 1399- (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Kunitake,T., et al.: "The discharge pattern in renal sympathetic nerve activity related to fluctuation of beat to beat blood pressure in the conscious rat." Society for Neuroscience Abstracts. 22. 92- (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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