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細胞骨格と膜蛋白質とのERM蛋白質を介した相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770085
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関京都大学

研究代表者

米村 重信  京都大学, 医学研究科, 講師 (60192811)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードERM / アクチン繊維 / 微絨毛 / CD43 / CD44 / ICAM-2
研究概要

ERM蛋白質が結合する膜蛋白質の細胞貿領域の特徴が塩基性アミノ酸に富むことであるとを、CD43,CD44を用いて推定してきたが、本年は、同じ特徴をもつICAM-2,IL-2レセプターαからもそれを支持する実験結果を得た。ERM蚤自質の一つであるエズリンと分布が一致するという報告のある膜蛋白質、ICAM-2の細胞貿領域をGSTとの融合蛋白質として大腸菌において、発現させた後、精製した。ERM蛋白質と試験管内において混合したのち、グルタチオンビーズにGST融合蛋白質を吸着させ、洗浄、溶出の際、ERM蛋白質を伴うかどうかをERM蛋白質に対する抗体により検出した。この実験から、ICAM-2の細胞質領域とERM蛋白質との、試験管内での結合が確認された。また、同じ領域を膜蛋白質である、E型カドヘリンの細胞質領域と入れ替えたキメラ膜蛋白質を培養細胞に発現させたところ、ERM蛋白質と同様、微絨毛に局在することがわかった。ICAM-2の細胞貿領域は28アミノ酸からなり、極めて塩基性アミノ酸に富んでいた。細胞質領域が塩基性アミノ酸に富むという特徴をもつ膜蛋白質をデータベースから検索し、そのひとつとしてエレ-2レセプターαを見い出した。IL-2レセプターαの細胞質領域は、11アミノ酸からなる。IL-2レセプターαも培養細胞での発現実験から、ERM蛋白とともに微絨毛に局在することがわかった。ERM蛋白質は、アクチン繊維と細胞膜との結合にさまざまな膜蛋白質を利用するらしい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ando-Akatsuka,Y.et al.: "Interspecies diversity of the occludin sequence:cDNA cloning of human,mouse,dog,and rat-kangaroo homologues." J.Cell Biol.133. 43-47 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Tokai ,K: "Kid,a novel kinesin-like DNA binding protein,is localized to chromosomes and the mitotic spindle." EMBO J.15. 457-467 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Hirao,M.et al.: "Regulation mechanism of ERM(ezrin/radixin/moesin)protein/plasma membrane association" J.Cell Biol.135. 37-51 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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