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細胞質不和合性を起こすリケッチア様因子のハマダラカへの導入

研究課題

研究課題/領域番号 08770179
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関大分医科大学

研究代表者

大塚 靖  大分医科大学, 医学部, 教務員 (00244161)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードWolbachia / 細胞質不和合性 / ハマダラカ / ヒトスジシマカ / マイクロインジェクション
研究概要

これまでにハマダラカ属には細胞質不和合性を起こすWolbachiaの感染は報告されていなかった。今回各地各種のハマダラカの感染をWolbachiaに特異的なプライマーを調整し調べて見たがやはり感染はみられかった。
Wolbachiaのハマダラカへの導入する前にコントロール実験として、すでにWolbachiaの感染が報告されているキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)とヒトスジシマカ(Aedes albopictus)に対してWolbachiaの導入を試みた。ヒトスジシマカはこれまでに調べられたすべての系統にWolbachiaが感染してることが知られているので、まずWolbachiaを持たない系統を、幼虫期にテトラサイクリン処理することによって確立した。これらのWolbachiaを持たない系統にAedes albopictusから抽出したWolbachiaの導入を試みた。キイロショウジョウバエではすでにマイクロインジェクションの方法が確立しており、Wolbachiaの導入は成功した。しかしヒトスジシマカでは卵の殻は硬く、キイロショウジョウバエと同様な方法では殻をなかなか通らず、注入に成功した卵は0.6-3.0%しか幼虫に孵化せず、その個体にはにはWolbachiaは導入されていなかった。同様にシナハマダラカ(Anopheles sinensis)にも試みたが、注入を行った卵の孵化率は0.2-0.6%でヒトスジシマカと同様にWolbachiaは導入されていなかった。これらの結果より,これまで行ったショウジョウバエで行われていたマイクロインジェクションの方法では蚊の卵にWolbachiaを導入することは困難であり、インジェクションの方法にさらなる改良が必要である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasushi Otsuka: "Genetic variation in the expresion of the six hsp genes in the presence of heat shock in Dorosophila melanogaster" Genes & Genetic Systems. 72・(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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