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細胞内寄生体に対する獲得免疫における遺伝的感受性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770187
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関浜松医科大学

研究代表者

吉田 篤司  浜松医科大学, 医学部, 助手 (10242778)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードBCG / インターフェロン-ガンマ / CD4陽性T細胞
研究概要

我々はT細胞依存性の獲得免疫における遺伝的感受性/抵抗性のメカニズムをマウスのBCG感染をモデルとして解析し、感受性の原因はマクロファージの3つの機能低下(IFN-γ刺激でのNOS mRNA発現能の低下、BCG感染によるIL-12 mRNA発現能の低下およびIFN-γ刺激でのIL-12 mRNA発現能の低下)によるものであることを明らかにした。本研究ではBCG排除に中心的な働きをすると考えられるサイトカインIFN-γはどの細胞から産生されるのか、また初期感染と2次感染ではIFN-γ産生細胞が異なるのか、さらに抵抗性マウスと感受性マウスではIFN-γ産生細胞が違うのかどうか検討した。
1.あらかじめBCGで免疫したB10マウスの脾細胞を試験管内でBCGにより再刺激し、経時的に細胞を回収した。この細胞を細胞表面マーカー(CD4,CD8,γδ型T細胞受容体及びNK1.1)と細胞内サイトカイン(IFN-γ及びIL-4)に対する蛍光標識抗体で2重染色し、フローサイトメーターで解析したところ、IFN-γは主としてCD4陽性T細胞が産生していることが分かった。また、あらかじめBCGで免疫したB10マウスをBCGで再感染し、経時的に脾細胞を得、同様に解析したところ、やはりIFN-γは主としてCD4陽性T細胞が産生していることが分かった。
2.BCG免疫B10マウスと非免疫B10マウスにBCGを再感染させ、経時的に脾細胞を得、1同様に解析したところ、BCG免疫マウスではCD4陽性T細胞が非免疫マウスでγδ型T細胞受容体陽性細胞が主としてIFN-γを産生していることが分かった。
3.あらかじめBCGで免疫したB10マウスとBALB/cマウスをBCGで再感染し、経時的に脾細胞を得、同様に解析したところ、IFN-γはどちらのマウスでもCD4陽性T細胞が主として産生しており抵抗性マウスでも感受性マウスでもIFN-γ産生細胞の種類に差はなく、IFN-γの量的な差のみが認められた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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