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腸炎ビブリオの持つ菌体結合性赤血球凝集素(cHA)の腸管定着因子としての解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770188
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関大阪大学

研究代表者

永山 憲市  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80263309)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード腸炎ビブリオ / 定着因子 / cHA / クローニング / 細胞骨格
研究概要

腸炎ビブリオの病原性としては、腸管定着能と毒素産生性が挙げられる。
現在までに本研究での研究対象であるcHA(Cell-associated hemagglutinin)が腸管定着因子として機能することをCaco-2細胞(ヒト大腸上皮細胞由来)等の培養細胞や単離小腸上皮細胞を用いて証明してきた。さらに本研究ではcHAの機能解析を遺伝子レベルで行うとともに、腸炎ビブリオが細胞に定着した後に、細胞にどのような影響を与えているのかを細胞生物学的に検討した。
1 cHA構造遺伝子のクローニングを行うため、左記遺伝子の欠落した腸炎ビブリオをinsertion mutation法を用いて作成し、赤血球凝集能が失われ、かつ培養細胞への定着能が低下した変異株を得た。現在、この変異株を用いてcHA構造遺伝子のクローニングを行っている。
2 腸炎ビブリオは小腸上皮細胞に定着し、毒素を産生して下痢原性を発揮すると考えられる。しかしながら、腸炎ビブリオのcHAを介した上皮細胞への定着が細胞にどのような影響を与えるのかは全く不明である。そこでCaco-2細胞を腸炎ビブリオ(cHA^+)を感染させた後、免疫蛍光染色法を用いて、細胞骨格タンパク(F-アクチン、微小管構成タンパク)の変化を解析したところ、菌が定着した部位に特異的にF-アクチンと微小管が凝集し、細胞骨格の再構築が起こっていることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 明田幸宏、永山憲市: "細菌毒素のミサイル療法" 小児内科. 28.9. 1269-1272 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 永山憲市、本多武司: "細菌毒素の検出" 検査と技術. 24.7. 330-333 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 永山憲市: "細菌の定着と侵入" 内科. 77,6. 1242- (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 永山憲市、本多武司: "サルモネラ腸炎類" 総合臨床. 45. 1557-1560 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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