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ライム病ボレリアの病原遺伝子転写制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08770206
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

川端 寛樹  国立予防衛生研究所, 細菌部, 研究員 (60280765)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードボレリア / ライム病 / OspC / 病原因子 / 転写因子
研究概要

ライム病ボレリアの菌体表層には数種類の主要表層抗原(Osp)が存在している。この内OspCについて、ボレリア感染マウスでは感染初期からOspCに対する抗体価が高レベルであること、病原性株でのみOspCが発現していること、OspCの発現量低下は遺伝子の転写レベルに起因すること、さらには病原性株と非病原性株ではOspC遺伝子(ospC)プロモーター領域近傍の塩基配列に相違がないことから、OspCが病原因子の一つであること、ospCにトランスに働く転写制御因子が存在することが考えられた。そこで、ospCの発現調節に関与する因子を検出するために、ospCのプロモーター上流を含む領域をリポーター遺伝子に結合したプラスミド(pHK1,pHK2)を構築し、これにプラスミドpSU18に構築したボレリアゲノムライブラリーを宿主大腸菌に追加、レポーター活性から、ospCの発現調節に関与する因子を含むと考えられるボレリア由来のDNA断片2,185bpを得、塩基配列を決定した。さらに大腸菌中において、このDNA断片によりospC転写活性が上昇するためには、ospC上流に存在する重複逆位繰り返し構造を含む187bpが必要であることを明らかにした。今後はゲルシフトアッセイ、フインガープリンテイングなどの方法により、このDNA断片に含まれている転写制御因子の機能をより詳細に解明する。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Masuzawa,T.,et al: "Presence of common antigen epitope in outer surface protein (Osp) A and OspB of Japanese isolates identified as Borrelia garinii." Microbiol.lmmunol.40(6). 455-458 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Masuzawa,T.,et al: "Comparison of OspA serotypes for Borrelia burgdorferi sensu lato from Japan,Europe and North America." Microbiol.lmmunol.40(8). 539-545 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Masuzawa,T.,et al: "Characterization of Borrelia spp.isolated from the tick,lxodes tunuki and small rodents in Japan." J.Wildl.Dis.32(4). 565-571 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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