研究課題/領域番号 |
08770240
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
千住 覚 熊本大学, 医学部, 助手 (50274709)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | MHC / γ-インターフェロン / 単球 / GTP結合蛋白質 |
研究概要 |
研究代表者は、グルタチオンSトランスフェラーゼとIi(MHCクラスII分子結合インバリアント鎖)分子の融合蛋白質を作製し、この融合蛋白質をグルタチオン-アガロースに結合させて、アフィニティ精製カラムを作製した。ヒトBリンパ芽球細胞株(SAVC)より可溶化した蛋白質を,このカラムに通すことによりIi分子に対する結合性を有する蛋白質を精製した。カラムより溶出された分画をSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動により解析したところ、約20kDのバンドを認めたが、これがIi分子に特異的に結合しているか否かについてはさらに検討を要するものと考えられる。単球系の細胞では、γ-インターフェロンによりMHCクラスII分子、Ii分子などの発現が誘導される。MHCクラスII分子の細胞内輸送に関与する他の分子も同時に発現が誘導されるものと考え、ヒト単球系細胞株(THP-1)においてγ-インターフェロンにより発現が誘導される遺伝子の探索を行った。その結果、新たな遺伝子を発見し、GP-1と命名した。この遺伝子の塩基配列を決定したところ、コードされる蛋白質は、GTP結合蛋白質(G蛋白質)群に共通なアミノ酸配列を有していることが判明した。また、データベース探索により既知の遺伝子との比較を行ったところ、最近、線虫の染色体組み換え部位の近傍に位置する遺伝子として報告されたものに相同性を有していることが判明した。さらに申請者は、マウスのGP-1のcDNAを分離して塩基配列の解析を行い、ヒトとマウスのGP-1がアミノ酸レベルで約95%の相同性を有することを見い出した。ノーザンブロット法を用いてこの遺伝子のマウスの各組織におけるmRNAの発現量を検討した結果、脳、胸腺、肺、腎等において高い発現が認められ、肝、心筋、骨格筋等では比較的低い発現レベルであることが判明した。
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