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ヒトγδT細胞による非ペプチド抗原の認識機構

研究課題

研究課題/領域番号 08770242
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

田中 義正  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90280700)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードピロリン酸系抗原 / γδT細胞
研究概要

γδ型T細胞からmRNAを抽出しcDNAを調整した後、PCR法によりγ鎖とδ鎖を増幅し、得られた遺伝子断片をBstIアダプターを用いてPEF-BOS発現ベクターに組み込んだ。ベクターをそれぞれApaLIおよびScaIで消化しTCR^-Jurkat細胞に導入し、γδ型Jurkat細胞を作製した。さらに、γ鎖およびδ鎖のCDR3部位のリジン残基を点突然変異により改変することにより、変異型のγδ鎖を有する発現ベクターを得た。今後、これら変異型ベクターをJurkat細胞に導入することにより、変異γδ型T細胞の作製を試みる予定である。
新規抗原の合成については、各種アルキル、アルケニルピロリン酸系抗原を合成すると共に、それらの誘導体であるトリリン酸系抗原も合成した。具体的には、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル等の直鎖型アルキルピロリン酸およびトリリン酸、またそれぞれの分枝型アルキルピロリン酸およびトリリン酸、アリル、クロチル等のアルケニルピロリン酸およびトリリン酸、またそれぞれの分枝型アルケニルピロリン酸およびトリリン酸、さらに長鎖の分枝型アルケニルピロリン酸およびトリリン酸等、計74種の新規化合物の合成を行った。これら化合物の一部について、その生物活性を測定したところ、エチルピロリン酸についてはγδ型T細胞の活性化において1ユニットは5-10μMであり、エチルトリリン酸においてはおよそ10μMであった。今後さらに他のの新規化合物についてその生物活性を測定し、γδ型T細胞の抗原認識機構における構造学的要求性について、検討していきたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Yoshimasa Tanaka: "Recognition of nonpeptide antigens by T cells" Journal of Molecular Medicine. 74. 223-231 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Craig T.Morita: "Direct presentation of non-peptide prenyl pyrophosphate antigens to human γδ T cells" 66th Forum in Immunology. 347-353 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Antonio Sanchez-Bueno: "Interferon-γ-dependent expression of inducible nitric oxide synthase interleukin-12 and interferon-γ-inducing factor in macrophages elicited by allogratred tumor cells" Biochemical and Biophysical Research Communications. 224. 555-563 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 田中義正: "ヒトγδT細胞によるピロリン酸系抗原の認識" 実験医学. 14-1. 84-86 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 田中義正: "T細胞による非ペプチド抗原の認識" 実験医学. 14-3. 50-55 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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