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ヘリコバクターピロリの血清診断法の開発とその集団健診への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770268
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関金沢大学

研究代表者

吉田 雅美  金沢大学, 医学部, 助手 (90251925)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードヘリコバクターピロリ / 血清診断法 / 集団健診 / スクリーニング検査 / ウレアーゼ / モノクローナル抗体
研究概要

本研究の目的は、ヘリコバクター・ピロリ菌(以下H.pylori)の疫学調査を行うために、簡便で安価な精度の高い血清診断法を開発すること、将来的には集団健診の場においてH.pyloriのスクリーニング検査を行うことである。そこで血清診断法の開発の基礎的研究として、標準抗原タンパクの抽出を行い、モノクローナル抗体の作製を行った。
まず胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの内視鏡検査から得られた生検組織から、H.pyloriを分離・培養した。これらの菌株のウレアーゼ(urease)活性、空胞化毒素の値はまちまちであった。得られたH.pyloriを増殖させ、菌体および培養液中の菌体外成分のそれぞれからタンパクを抽出した。その結果標準抗原としてウレアーゼに注目し、菌体から精製したウレアーゼを基にアジュバンドをつくり、balb/cマウスの皮下に投与して抗H.pylori-ureaseマウスモノクローナル抗体を作成した。その際効率よく大量に抗体を得るために、マウス由来の抗体産生細胞とガン細胞を細胞融合させた。そのようにして得られた抗体をさらに分離・精製するために、さらにスクリーニング・クローニングを行い、最終的なH.pylori-ureaseマウスモノクローナル抗体とした。
今後は今回精製したH.pylori-ureaseを固相抗原としてH.pylori感染血清と非感染血清での抗体価を測定し、より感度・特異性の高い抗体測定系の構築に努める予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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