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高齢者のカルシウム摂取と大腿骨頸部骨折発生に関するコホート内患者-対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770274
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

安田 誠史  高知医科大学, 医学部, 助手 (30240899)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード大腿骨頸部骨折 / カルシウム摂取 / 高齢者 / コホート内患者-対照研究
研究概要

本研究は、1991年に高知県高知市と十和田村に設定された地域在宅高齢者コホート内で、1996年末までに新たに発生した大腿骨頚部骨折の患者と、同疾患に罹患しなかったコホートメンバーから抽出した対照との間で、若年齡期から現在に至るまでのカルシウム摂取状況を比較することを目的とした。1.患者群の同定:患者群を正確に同定するために、またカルシウム摂取と大腿骨頚部骨折リスクとの関連を交絡する可能性がある医療上の要因を把握するために、患者が受信した医療機関で診療情報を閲覧した。都市部では該当する医療機関の数が多く研究協力を得ることが難しい。そこで、研究協力者が勤務する診療所が、コホートメンバーの約半数の居住地を診療圏としている十和村コホート(875名)で研究を進めた。診療所で、研究協力者の立ち会いのもと、過去5年間の診療録を閲覧し、大腿骨頚部骨折で受療したコホートメンバーを検索した。しかし該当者は同定されなかった。大腿骨頚部骨折の発生危険が在宅高齢者の間では低いこと、大腿骨頚部骨折の契機になる転倒を経験した高齢者は、整形外科の救急医療機関へ直接搬送されてしまうこと、大腿骨頚部骨折後は死亡危険が高く、また日常生活動作能力が障害されるため、在宅生活に復帰する高齢者が少ないこと、などが患者同定失敗の背景にあると考えられる。現在、他の方法(コホートメンバーに電話と訪問により接触、人口動態死亡小票に記載された病名の検索)の適用を試みている。2.カルシウム摂取計測(予備調査):対象者の過去および現在の、カルシウム摂取源食品の摂取頻度を調査する。患者群では、本人がすでに死亡、施設に入所または心身機能が低下しているために、代理の者から回答を得なければならない。代理の者から得た情報の妥当性を評価するための調査を、研究協力者が勤務する診療所の外来患者とその近親者を対象として実施するために、調査票の作成を進めている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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