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自己免疫疾患となる末消T、B細胞レパトワの同定

研究課題

研究課題/領域番号 08770325
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

上坂 等  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (00251554)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード慢性間接リウマチ / T細胞レパトワ / シェア-ド・エピトープ
研究概要

5つの大家族の構成員の末消リンパ球サンプルを得て、PCR-ELISA法によりT細胞リセプター(TCR)BVおよびBJ遺伝子レパトワの解析を行った。また、各構成員の好中球からゲノムDNAを抽出し、PCRおよび塩基配列特異的オリゴヌクレオチド・ハイブリダイゼーション法によりHLAのタイプを決定した。さらにTCRBV6遺伝子に認められるマイクロサテライトの多型性を利用して、TCR遺伝子のタイプも決定した。これらの結果を基に、BV、BJ遺伝子レパトワにおけるHLAおよびTCR遺伝子の影響を調べたところ、BVレパトワはHLA遺伝子の支配を強く受けていたが、BJレパトワにおける両遺伝子の影響は明らかではなかった。
そこで正常非血縁者のうち、慢性間接リウマチ(RA)感受性を規定するとされるHLADR4シェア-ド・エピトープを持つ者と持たない者の抹消リンパ球TCRレパトワを比較検討した。その結果、シェア-ド・エピトープを持つ者の末消血には、RAの炎症局所の活性化T細胞に多く局在するTCRを持つT細胞が既に多く含まれていた。
つまり、1)HLADRシェア-ド・エピトープは特異なHLAで、TCRレパトワの形成に強い影響を与えうる。2)その結果、RAの原因となるようなT細胞を正の選択により増加させてしまう。したがって、HLADRシェア-ド・エピトープが、いかにRA発症に関わるかを初めて示す結果となった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kohsaksa H;Nanki T;Miyasaka N;Ollier WER;and Carson DA.: "Influence of the Rheumatoid Arthritis Associated Shared Epitope on T Cell Receptor Repertoire Formation" Proceedings of American Academy of Phisisians. 108(9). 323-328 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Nanki T;Kohsaka H;Mizushima N;Carson DA;and Miyasaka N.: "Genetic control of human TCRBJ gene repertoires of peripherral・T lymphocytes of normal and rheumatoid arthritis monozygotic twins." Journal of Clinical Investigation. 98(7). 1994-1601 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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