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慢性関節リウマチにおける生体的活性化T細胞の解析-体細胞突然変異を指標とした検討

研究課題

研究課題/領域番号 08770341
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

中島 亜矢子  東京女子医科大学, 医学部・膠原病リウマチ痛風センター, 助手 (90211432)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード慢性関節リウマチ / メトトレキ サート / 体細胞突然変異 / T細胞 / ヒポキサンテンホスホリボシルトランスフェラ-ヤ
研究概要

本研究では、慢性関節リウマチ(RA)の病因に関与するT細胞の性状や機能を解析するため、RA患者体内で活性化し分裂を繰り返したと考えられるT細胞を検出することを目的とする。このように分裂を繰り返した細胞では、突然変異を生じる確立が高いと考えられるため、突然変異の指標としてHPRT遺伝子座を用い、HPRT活性を欠損したT細胞を検出しその頻度を測定した。末梢血単核球をrIL-2とPHAで刺激し、6-thyoguanine(6-TG)を添加してHPRT欠損T細胞を選択的にクローニングし、クローニング効率を算定して、6-TG無添加の正常細胞と比較して突然変異細胞の頻度を検討した。さらに、その突然変異細胞の出現頻度とRAの活動性との間の関連についても検討した。60余名のRA患者と10余名の健常人の末梢血において検討したところ、HPRT欠損細胞出現率は、健常人では10^6個に2-17個であり、また、個人内で採血する時期を変えてもほぼ一定の値が得られた。一方、RA患者群ではHPRT欠損細胞出現率は、10^6個に3-40個であった。また、活動性の高いRA患者においては高い傾向にあり、T細胞の活性化のため、突然変異細胞の出現頻度が増していると推定された。今後は、RAの活動性とHPRT欠損細胞出現頻度との関連や突然変異をきたした細胞のクロナリティの解析などを加えていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ayako Nakajima et al: "Divergent effects of methotrexate on the clonal growth of T and B lymphocytes and syrovial adherent cells." Ann.Rheum.Dis.55(4). 237-242 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 古谷武文 他: "慢性関節リウマチにおける低用量メトトレキサート療法の有害事象-自験例276例での検討" リウマチ. 36(5). 746-752 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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