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胃・大腸癌におけるテロメラーゼ鋳型RNAの変異の証明

研究課題

研究課題/領域番号 08770354
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

木内 喜孝  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (20250780)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード大腸癌 / 胃癌 / テロメラーゼ / テロメア
研究概要

本研究の目的は、テロメアelongation及びテロメラーゼ陰性を示す胃癌・大腸癌に、テロメラーゼ鋳型RNAの変異が存在しないか確認することであり、実際の研究は1,胃癌(10例)、大腸癌(62例)におけるテロメア長の測定、テロメラーゼ活性の測定により該当検体をスクリーニングする。2,RT-PCRによるテロメラーゼ鋳型RNAの増幅条件の検討、3,実際の検体におけるSSCPによる変異の検出、の3段階の順に行われた。
1,テロメア長の検討では、大腸癌62検体で短縮24例、不変36例、伸長2例、胃癌10例では全例不変であった。テロメラーゼ活性の検討では、大腸癌62例中45例で陽性、17例で陰性、胃癌10例中9例で陽性、1例で陰性であった。その結果大腸癌では31例が、胃癌では1例が3)の検討対象となった。
PCRの最適プライマーを設定するため4セットを作成検討し、
プライマーA:5′-GCCTGGGAGGGGTGGTGGCC-3′
プライマーB:5′-GCGCGGGGAGCAAAAGCACG-3′
プライマーC:5′-GAACGGTGGAAGGCGGCAGG-3′
プライマーAとC,AとBの順にnested PCRを行う方法が最も良い増幅を示した。さらに目的のDNAが増幅されていることをシークエンスにより確認した。
3,現在大腸癌31症例、胃癌1症例についてRT-PCR, SSCPを終了し、大腸癌5症例でSSCP上異常バンドを確認している。現在この異常バンドがmutationによるものなのか、非特異的増幅産物であるのか、シークエンス解析中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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