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原発性胆汁性肝硬変におけるHLA DR8の意義

研究課題

研究課題/領域番号 08770363
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

岩さき 信二  高知医科大学, 医学部, 助手 (10232654)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード原発性胆汁性肝硬変 / pyruvate dehydrogenase / T細胞クローン / 免疫学
研究概要

原発性胆汁性肝硬変(PBC)由来pyruvate dyhydrogenase complex(PDC)特異的HLA-DR8拘束性T細胞クローンのepitope mappingを行った。innerlipoyl domainを構成するpeptideをchemically、enzymatic処理により作製し、autologous EB virus transformed B cell(EB-tr B)を用いて、3H-Thymidineの取り込みにより検討した。
この予備実験ではT細胞クローンのうちpeptideに反応するものは認められなかった。また混合peptideに対する反応性も認められていない。これは生理的な抗原のprocessingと異なる抗原peptideが作製された可能性があるが、EB-trBの抗原peptide提示能が十分でない可能性も考えられる。
これらの可能性を考慮して、EB-trBを用いてPDC-E2のcDNAtransfectantを作製した。vectorとしてpREP4plasmidを用いtransfectantを作製し、PDC-E2の発現をdotblot法で確認した。このtransfectantのclass II上には、生理的にprosessされたPDC-E2peptideが結合している可能性があり、T細胞クローンの3H-Thymidincの取り込み試験では、コントロールと比較して有意に反応性を示すものが存在した。ただし抗原peptideに対する特異性を確認することは困難である。
現在transfectantよりclass IIを精製し結合peptideを解析中である。さらにtransfectantをtargetとして、患者末梢血リンパ球による細胞傷害試験を行うと高いE/Tratioではあるが、細胞傷害性を示すクローンが認められた。このことはclassIに抗原peptideが結合しているか、あるいはclassII拘束性の細胞傷害性T細胞が存在する可能性を示唆する所見であり今後解析を行う。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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