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原発性胆汁性肝硬変のペプチド療法を目的とした肝内浸潤TCRβ鎖CDR3領域の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770395
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

高橋 宏樹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80256403)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード原発性胆汁性肝硬変 / 自己免疫性肝炎 / 肝内浸潤T細胞 / TCRVβ鎖 / CDR3領域
研究概要

原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝硬変において、肝内浸潤T細胞が特定のT細胞レセプター(TCR)Vβ鎖を優先的に使用しているか、それらが病態により異なるか検討し、以下の新たな知見が得られた。尚、検討には診断のために施行した肝生検組織および経過観察中に採血が必要と思われた際に得た血清の一部を用いたが、その際に採取した検体の一部を本検討に用いることを患者に説明し承諾を得た。
1原発性胆汁性肝硬変の肝組織中で使用されているTCRVβ鎖の検討
肝内浸潤および末梢血T細胞が高頻度に使用しているTCRVβ鎖はそれぞれ異なるが、各症例に共通して肝内浸潤T細胞が使用している疾患特異的なTCRVβ鎖が認められなかった。しかし、肝内浸潤T細胞は末梢血T細胞に比し使用しているTCRVβ鎖の数が限定している傾向が認められた。
2自己免疫性肝炎の肝組織中で優先的に使用されているTCRVβ鎖の病態による変化の検討
肝内浸潤T細胞が末梢血T細胞に比して有意に高頻度に使用しているTCRVβ鎖は、治療前、ステロイド治療後では異なり、それぞれのCDR3領域のシークエンスを行うとクロナリテイーを有していることが示された。興味深いことに、治療前に肝内で有意に使用されているTCRVβ鎖の末梢血における使用頻度は低く、逆に治療後にはそのクローンの末梢血における使用頻度が増加し、肝内の使用頻度は低下する傾向が認められた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 銭谷幹男: "肝炎ウイルス感染におけるLiver autoveaction" 日本臨床免疫学会誌. 19. 614-619 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋宏樹: "自己免疫性肝炎における胆内浸潤T細胞クローナリティーの解析とその臨床的意義" 日本臨床免疫学会誌. 18. 708-712 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 蔵本 暁: "自己免疫性肝炎における肝内浸潤T細胞受容体β鎖可変部領域遺伝子発現に関する検討" 東京慈恵会医科大学雑誌. 111. 927-941 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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