研究課題/領域番号 |
08770459
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
片山 禎夫 広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (00211160)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | heat shock protein / ミトコンドリア / 免疫組織化学 / 変性疾患 / 脳 / 筋 |
研究概要 |
目的:各種神経疾患におけるストレス応答とミトコンドリア機能との関連性を細胞レベルで明らかにするために、heat shock protein(HSP)の発現とミトコンドリア活性相関を検索した。材料:正常及び各種神経疾患脳(Alzheimer病、Huntington病、運動神経疾患、Parkinson病、脊髄小脳変性症)。診断目的で採取された生検筋。方法:凍結切断、ホルマリン固定パラフィン包理切片、4%paraformaldehyde固定凍結切片を作成し、heat shock protein(HSP)の発現、局在を、各種抗HSP抗体を用いた免疫組織化学的手法で検索した。凍結切片に関しては、連続切片でNADH、SDH、CCO酵素活性染色を施行し、両者を比較検討した。結果:中枢神経では、Alzheimer病大脳皮質のoligodendrogliaでは、HSP70、HSP32(hemoxygenase)が特異的に発現していた。筋組織では、CCO欠損線維に特異的所見は認めなかったが、alkalinephosphatase陽性線維に、HSP60が特異的に発現していた。Parkinson病、ALS認めた、細胞質内封入体はいずれのHSP局在は認められなかった。運動神経疾患脊髄では、CCO活性の増強している神経細胞を認めるものの、HSP陽性線維は認められなかった。結語:変性過程における細胞レベルでのストレス応答は、疾患、病期、によって異なる可能性が示唆された。ミトコンドリア酵素活性との相関は中枢神経では明らかではなかったが、筋組織で、再生筋とHSP60との間に正の相関が認められた。
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