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神経細胞死のメカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770473
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

服部 優子  順天堂大学, 医学部, 助手 (90231521)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードMPTP / 神経細胞死 / ミトコンドリア / rotenone / 複合体I / 培養神経細胞
研究概要

[目的]N-Methyl-4-ohenyl-1,2,5,6,-tetrahydropyridine(MPTP)類似の神経毒を用いたパーキンソニズムの研究から、黒質神経細胞死はミトコンドリアの呼吸抑制によるenergy crisisの結果として生じるという仮説がある。本研究ではラット胚由来神経細胞初代培養系を用いて、1、これらの神経毒が培養神経細胞に対し実際どのくらいの毒性を有するのか、2、神経毒によるミトコンドリアの呼吸抑制と神経細胞死の経時的関係を明らかにする、ことを目的とした。
[結果]1、神経毒として、MPP^+とミトコンドリア呼吸複合体Iの抑制剤であるrotenoneをもちいた。これらの本培養系における神経細胞死を起こすEC_<50>は、各々5.49X10^<-3>M,4.55X10^<-6>Mであった。2、MPP^+とrotenoneをEC_<50>の濃度で添加し、細胞数、ミトコンドリア呼吸酵素複合体I〜IVを経時的に観察した。この濃度では、複合体Iの活性は1時間後位から低下し始めたが、他のミトコンドリア呼吸酵素は24時間以内には、明らかな低下を認めなかった。一方、神経細胞死は6時間後から起こり始めた。
[考察]これらの結果から、ミトコンドリア呼吸酵素の中で複合体Iの活性の低下が、神経細胞死に先行して認められた。MPP^+による神経細胞死には複合体Iの活性の低下が重要であることが確認された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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