• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

心肥大における組織レニン・アンジオテンシン系の関与

研究課題

研究課題/領域番号 08770511
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

小堀 浩幸  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80245480)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード心肥大 / 甲状腺機能亢進症 / レニン・アンジオテンシン系 / 組織レニン / 交感神経系 / RT-PCR
研究概要

この研究は、甲状腺機能亢進症における心肥大に、交感神経系とは独立して、レニン・アンジオテンシン系が関与しているか否かを調べるために行った。Sprague-Dawleyラットを、チロキシンと6-水酸化ドパミンの腹腔注を用いて、甲状腺機能正常-交感神経温存群・甲状腺機能正常-交感神経遮断群・甲状腺機能亢進-交感神経温存群・甲状腺機能亢進-交感神経遮断群と4群に分けた。8週間後、心体重比は、甲状腺機能亢進群で63%増加したが、この増加は、化学的除神経によって消失しなかった。甲状腺機能亢進群では、心内レニン含量は33%増加し、心内アンジオテンシンII含量は53%増加し、心内レニンmRNAの発現量は225%増加した。この増加は、化学的除神経を受けなかった。また、この増加は、24時間の両側腎摘の影響を受けなかった。さらには、アンジオテンシンII受容体拮抗薬のロサルタンとカルシウム拮抗薬のニカルジピンは同程度の降圧作用を示したが、ロサルタンのみが甲状腺機能亢進症における心肥大を抑制した。これらのことは、甲状腺ホルモンが、交感神経系とは独立して、心内レニン・アンジオテンシン系が活性化していることを表す。活性化された心内レニン・アンジオテンシン系が、甲状腺機能亢進症における心肥大に関与していることが示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Kobori: "Thyroid hormone stimulates renin synthesis in rats without involving the sympathetic nervous system" Am J Physiol. 272 (2). E227-E232 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi