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心筋細胞の細胞周期調節と終末分化の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08770515
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関(社)北里研究所

研究代表者

島田 恵  社団法人 北里研究所, 北里研究所病院, 内科研究員 (50235628)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード心筋細胞 / 細胞周期 / 終末分化 / サイクリン
研究概要

実験にはラットの胎生15日、新生1、7、14、28日、及び成獣の心臓より得られた心筋細胞を用いた。AGPC法によりRNAを抽出し、ノーザンブロット法を用いて各種m-RNAの発現を検討した。検討項目は、細胞周期調節遺伝子であるサイクリンA、B、C、D1、D2、D3、E、及びcdc2、cdk2、cdk4、cdk6、p15、p16、p21、p27である。G1サイクリンであるサイクリンのD1、D2、D3は生後2週目までは強く発現したが、以後減弱した。細胞周期のS期からG2/M期に作用するサイクリンA、B、及びcdk2、cdc2は生後1週目までは強く発現したが、2週目より減弱した。また細胞周期抑制シグナルであるp21、p27は胎生期より発現が見られていたが、生後2、4週で増大し、成獣でも観察された。サイクリンC、cdc3、cdk4、cdk6、p15、p16に関しては現在検討中である。次に細胞周期調節遺伝子の発現が蛋白レベルでも認められることを確認するためにウェスタンブロット法を用いてサイクリンA、及びサイクリンD1において検討した。この結果でもサイクリンAの発現は生後2週目頃より減弱し、サイクリンD1は生後2週以後に発現が減弱する傾向で、m-RNAのレベルと同様の傾向が認められた。これより心筋細胞の細胞周期は生後1週目までは保たれ、生後2週目ころより終末分化の方向に変わっていくと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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