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バルーン付きCCDカメラによる心房微小血管の観察

研究課題

研究課題/領域番号 08770527
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関川崎医科大学

研究代表者

田中 淳二  川崎医科大学, 医学部, 助手 (00207101)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード冠循環 / 心房微小循環 / CCD生体顕微鏡
研究概要

近年我々が開発したバルーン付きニードル型CCD生体顕微鏡(Circ Res 1993,1994,1995)は、拍動している心臓にほとんど圧迫を加えることなく心臓の表面を観察することが可能である。本研究は、この装置を用いて、まず最初に正常洞調律で拍動中の心房冠微小血管の観察を行い心周期内でそれらの血管径変化を解析した。続いて心房収縮を増強させたり減弱させた場合、あるいは心房内圧を上昇させた場合の微小血管径変化を比較して心房収縮及び心房内圧の心房微小循環に及ぼす影響をみた。さらに心房細動を誘発し、心房筋の収縮モード及び酸素需要を変化させた場合の微小血管の挙動の特性を解析した。以上の実験で得られた画像及び心電図波形と各圧波形は、CCD顕微鏡に接続されたビデオに収録後、画像解析用コンピューター(Macintosh Quadra 950;設置済み)に入力して画像処理し、自動的に血管計測を行った。処理した画像は光磁気ディスクに保存し、統計的処理を行った。結果は、実験を試みたものの、心房の収縮期間は一心拍中でも短く、現在使用しているCCDカメラの時間分解能(33msec)では心房微小血管径変化を解析することが困難であり、正常洞調律時と薬剤投与時などとの差異を検出することもできなかった。この時間分解能の問題を解決するには、今後、高速度カメラを内蔵したCCD生体顕微鏡の導入する必要性がある。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田中淳二 他: "“Ischemic"Heggling症候群-心筋虚血時の心音図新知見-" 呼吸と循環. 44. 1077-1081 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 井上省二 他: "肥大型心筋症における心室頻拍の予測 心拍変動スペクトル解析と加算平均心電図の併用" 呼吸と循環. 44. 647-650 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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