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Wilson病タンパクにおけるポリクローナル抗体を用いた肝細織細胞内局在の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08770594
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東邦大学

研究代表者

山口 之利  東邦大学, 医学部, 助手 (30277339)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードWilson病 / ポリクローナル抗体 / HepG2細胞 / Western Blotting
研究概要

Wilson病タンパクの推定上の第4-6銅結合部位に対するポリクロナール抗体を用いて、細胞内における同タンパク局在について検討した。
1)培養肝細胞を用いた検討
ヒト肝臓由来であるHepG2細胞を用いたWestern Blottingにおいて、およそ160kDaのところにバンドを認めた。このバンドはWilson病タンパクにてあらかじめpre-blockingした特異抗体を用いてBlottingを行うと認められなかった。また、HepG2細胞の融解上清を0.7-1.5モルのSucroseおよび20%のPercoll gradient液にのせ超遠心したものを12分画し各分画に対してこの特異抗体にてWestern Blottingを行った。各分画においてWilson病タンパクはほぼゴルジ体からエンドソーム領域に同様の160kDaのバンドが認められた。またこのバンドは上記pre-blokingを行った抗体によるWestern Blottingにおいても消失しその特異性が認められた。コントロールとしてRibopholin(γ-ER),Mannose-6-phosphate receptorに対する抗体を作用させたところ予想される分画に各々のバンドが認められ、このgradient gelの正確性も確認された。免疫蛍光抗体染色において、Wilson病タンパクは主にゴルジ体からエンドソームにかけて分布が認められ、Western Blottingと同様の結果を示した。
2)患者肝組織を用いた検討
現在、点突然変異の認められたWilson病患者の肝組織細胞について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山口之利,青木継稔: "Wilson病およびMenles病の遺伝子異常と病因" 小児科. 37(7). 817-824 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 青木継稔,鈴木真理子,山口之利,清水教一: "遺伝性銅代謝異常症とP-Type ATPase 銅輸送蛋白" Bicmed Res Trace Elements. 7(2). 1-10 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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