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全身性強皮症および線維化における肥満細胞の特異性についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 08770628
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関群馬大学

研究代表者

秋元 幸子  群馬大学, 医学部・皮膚科, 助手 (50261847)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード肥満細胞 / トリプテ-ス / カイメ-ス / 全身性強皮症
研究概要

強皮症の病変皮膚における肥満細胞のフェノタイプ(結合組織型肥満細胞,MCTC/粘膜型肥満細胞,MCT),脱顆粒の有無を調べる目的で,22人の全身性強皮症(systemic sclerosis,SSc),11人の限局性強皮症(localized sclroderma,LSc)の生検皮膚をカルノア固定し抗トリプテ-ス,抗カイメ-ス抗体で免疫染色した.間質性浮腫と様々な程度の膠原線維の膨化がみられる"浮腫性硬化期"において肥満細胞密度は,全体では正常より増加していた(P<0.05)が,個々の症例によりばらつきがおおきかった.膠原線維が真皮全層で膨化均質化している"硬化期"の病変においては肥満細胞の密度は一様に減少していた(P<0.005).LScでも同様の傾向が認められた.正常皮膚における肥満細胞はMCTCタイプがその多くを占めるのに対し,強皮症においてはMCTC対MCT比は症例により様々であり,SSc3例,LSc2例では全肥満細胞がMCTタイプであった.浮腫の強い症例で全肥満細胞はMCTタイプであり,その密度は高く,脱顆粒も認められた.今回の検討で肥満細胞の密度,フェノタイプの変化を観察した.フェノタイプと組織学的変化との間にどのような関連があるのか,今回の検討では十分に明らかにすることはできなかったが,硬化の強い例では肥満細胞は減少し,浮腫の強い例では増加していることを明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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