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創傷治癒機構における細胞間接着分子の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770674
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

多田 英之  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (40254510)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード創傷治癒 / 細胞間接着分子 / E-カドヘリン / デスモグレイン / プラコグロビン / 免疫染色
研究概要

マウス背部に切開創を作製し,経時的に組織標本を採取して,表皮細胞間接着分子であるE-カドヘリン,デスモグレイン,プラコグロビンのモノクローナル抗体を用いた免疫染色を行なった。
その結果,検索した接着分子は全て,創傷作製から3日間は,接着分子の発現がみとめられなかったが,その後徐々に発現が強くなり,創傷作製から7〜10日後には正常表皮とほぼ同様の発現を示していた。
これは創傷治癒過程のなかの表皮形成が始まる時期からは,少し遅れているが,1層の表皮細胞層から多層の表皮を形成していく時期とはほぼ一致しており,標本採取時に行なったH&E染色の所見でも多層細胞からなる表皮が観察される時期と一致している。
これらのことから,表皮間細胞接着分子は創傷に多層の細胞からなる成熟した表皮のシート構造を形成する段階に関与する可能性があると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 多田英之: "皮膚悪性腫瘍における細胞接着分子の発現とDNA阻害剤の影響" 日本形成外科学会会誌. 第16巻第5号. 301-313 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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