ヒト外毛根鞘腫(trichilemmoma)由来細胞株(K-TL-1 cell line)について、mRNAレベルでのサイトカイン発現についてRT-PCR法により確認をした。その結果、当初予想されたようにIL-1,IL-6、IL-8などの自発的発現がみられた。ひきつづき、アンチセンス(NF-kBに対する)をIn Vitro培養上清に添加する方法で、遺伝子発現の調節を試みたが現在のところODNの濃度に伴った上記NF-KB関連サイトカインの発現の変化は認められておらず、stable transformant、つまりplasmidによる持続的アンチセンス産生を用いる方法を検討中である。
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