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ガンマナイフにおけるMRIアンギオグラフィーの治療計画への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08770709
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東京大学

研究代表者

中川 恵一  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80188896)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードガンマナイフ / MRI画像 / MRアンギオ / 画像転送
研究概要

本研究では,CT画像に代わって、MRI画像をガンマナイフ治療計画に応用するシステムを構築することを目的に以下の研究結果を得た。ガンマナイフ非磁性体を用いたMRI用ステレオタクティック固定具を作成し、特性評価を行った結果、たわみなどの問題がないことを確認し、臨床応用を開始した。また、MRI画像の歪みの検証および評価をファントムを用いて行った結果、周辺部では誤差がみられたが、画像の中央部での誤差は見られず、病変部を画像の中心に設定することで臨床上は問題がないことが分かった。MRI画像をインターネットを介してマッキントッシュに転送するシステムを開発した。この目的で、MRI画像参照用のサーバーを構築し、ガンマナイフだけでなく、広く画像診断とその応用に有用となった。これによりCT,MRIの両画像を統一的に評価することが可能となった。これによって、従来のCTだけを用いる方法より精度よくターゲットを設定することが可能となった。また、MRアンギオを用いることによって、任意の方向からナイダスを観察でき、従来の血管撮影のフィルムを用いる方法よりナイダスの三次元的形状が容易に把握できるようになった。これらの成果により、ビーム形状の最適化、つまり最小限のビームの大きさでナイダスを十分含めることが可能となり、放射線障害の低減が期待できる。さらに、本研究によって、血管撮影を省略することができれば入院期間が短縮し、患者の負担も減ると思われる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 中川恵一,他: "ノンコプラナ法による高精度放射線治療" 医学のあゆみ. 177. 136-137 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中川恵一,他: "治療用電子線またはX線のエネルギー測定の問題点を探る" 日本放射線技術学会雑誌. 52. 425-429 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Sakata K,Nakagawa K,et al: "Radiation therapy for patients with xeroderma pigmentosum" Radiation Medicine. 14. 87-90 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中川恵一,他: "三次元治療計画の現状と問題点" 新治療. 264. 59-6 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Aoki Y,Nakagawa K,et al: "Clinical evaluation of Gamma Knife radiosurgery for intracranial arteriovenoius malformation" Radiation Medicine. 14. 265-268 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 小野木雄二,中川恵一,他: "電子的照合画像を利用した患者セットアップ精度の解析" 日本放射線腫瘍学会誌. 8. 265-276 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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