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肺癌患者での化学療法の効果判定における^<99m>Tc-MIBIと^<201>TlClの役割

研究課題

研究課題/領域番号 08770729
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関香川医科大学

研究代表者

西山 佳宏  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (50263900)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード肺癌 / 化学療法 / 治療効果判定 / ^<201>Tl / ^<99m>Tc-MIBI / SPECT / 予後推定
研究概要

化学療法前の肺小細胞癌患者に核医学検査(^<99m>Tc-MIBIと^<201>TlCl SPECT)を施行し,その集積程度と治療効果について検討した。
治療前後の胸部CT像より固形癌化学療法効果判定基準に従いCR,PR,NC群に分類した。核医学検査の定量的評価法として各々のSPECTより得られたデータからER,DR,RIを算出し,また,両核種の集積程度を比較するためにTl/MIBI比も求めた。MIBI SPECTの結果ではER,DRともにCR,PR群はNC群に比べ有意に高値を示し,RIはNC群が最も低値を示した。TlSPECTの結果ではNC,PR,CR群の順にRIが高い傾向を示した。Tl/MIBI比はER,DRともにCR,PR,NC群の順に低値となった。
今回の我々の結果から,抗癌剤耐性であるNC群のMIBIは抗癌剤と同様に細胞内から細胞外への汲み出しの亢進が認められた。一方,Tlはその理由は不明であるがNC群ほど細胞内へのTlのretentionの傾向が強かった。従って,肺癌患者の治療前にTl/MIBI比を算出することで患者の予後推定に役立つ可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山本由佳: "肺小細胞癌における^<99m>Tc-MIBIによる化学療法の効果予測の可能性" 日本医学放射線学会雑誌. 56巻・13号. 980-981 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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